巣立ち 2016

シジュウカラが巣立っていきました。

もうそろそろ巣立ちだね。と話していた数日前。
今日かもね。と言っていたら、ドンピシャ!

餌を持たない親鳥が 巣箱の近くで鳴き続けていました。
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旅立ちたいヒナ、でもまだ勇気が持てない・・・
「おとうさん、どうしたらいいの?」
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 飛び立とうとするヒナを
 親鳥はやさしく導きます。

 鳴いてせかしたりしません。
 ゆっくり ヒナが飛び立つのを
 待っているようです。

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がんばってみようか。
もう、あとちょっとの勇気だけが必要のようです。
がんばれ!
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餌を持って帰ってきた親鳥。
餌をこのヒナに上げるのかと思いきや、ヒナは餌を食べることなく
巣立っていきました。
親鳥は餌をくわえたまま 巣箱に残っているヒナのもとへ。

そんなことを繰り返し、次々と15分ほどで7羽、全員が無事に巣立っていきました。
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電線でほかのヒナの巣立ちを待っているヒナ。
産毛が頭にぽわぽわ・・かわいい。

ちょうど、全員の巣立ちを確認したところで私の出勤時間。 なんて大家孝行なんでしょう。
嬉しい一日となりました。


      ******* お ま け ********

娘が小学校6年の時にたまたま見たテレビで 生まれつきや病気で髪を失った子供たちに
無償でカツラを送る活動をされている団体があることを知りました。

http://www.jhdac.org/ ← こちら

「やってみたい。誰かの役に立てるのなら」と娘は決意し、3年。
もともと長かった髪を大事に伸ばし続け、規定の長さに達したので切ることにしました。

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 直毛のしっかりとした髪質。

 お日様が当たると少し栗毛の
 ような色に・・。

 どうぞ 少しでも
 どなたかのお役に立てますように



賛同美容室が近くになく 近所の美容室に主旨と方法などを話したところ
快く引き受けてくださいました。本当にありがとうございました。
カットの後もきれいにヘアスタイルを整えてくださり、娘も大喜びでした。

今年、NHK「にっぽん紀行」でも紹介されていたので 見られた方もいらっしゃるかも。
自分にできることを。誰かの笑顔のために。

娘にとっても いい経験となりました。
そして、また寄付できる長さになるまで髪を伸ばし続けるようです。
 

今年も元気なシジュウカラの声が響きます。

庭に巣箱を取り付けたのは2月でした。
いつもの年より のんびりなシジュウカラのご夫婦にご入居頂きました。
例年 1週間程度で巣作りは完成するのですが
途中で巣作りをやめてしまったのかと 心配するくらいゆっくりでした。

巣材が不足しているのかも・・・と気をもみました。
代わりに作ってやることはできませんから。

でもしっかり巣作りし、産卵。
4月29日には孵化していました。

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毎年感心させられるのは、教えられたわけでもないのに
オス、メスの役割分担がしっかりしており なおかつ仲良く助け合って子育てする姿です。

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右がメス。お尻を向けているのはオス。
今年のお母さんのネクタイは太くてバッチリタイプ。
羽根の乱れが産後の疲れを物語っています。

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巣箱に入る前に ちらっとこちらを警戒。にらまれました。
餌はクモのようです。
ヒナたちが大きくなっていることが 運んでくる餌でわかります。

孵化からもう2週間。
そろそろ 巣立ちの準備に入ります。
親が餌を加えて帰ってきても 巣箱に入らず鳴き続けています。
じじじじじ。ちゅぴちゅ、じじじじじっ。
「安全だからおいで」
じゅじゅじゅ じぃじぃじぃ。
「早くご飯頂戴!」「おかさん、どこにいるの?」
にぎやかな親子の会話がこの時期は聞かれます。




次男が小型カメラを巣箱に設置して撮ってくれました。
餌を与える親鳥、親鳥に糞の片づけをお願いするヒナ。
孵化できなかった卵が2個確認できました。

小型カメラの性能の限界もあり、撮影後は外しています。
やっぱり落ち着いて子育てして欲しいです。

巣立ちが楽しみでもあり、寂しい…。
元気に無事巣立ちますように。
 

ハナキリン

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ハナキリン トウダイグサ科
茎はトゲトゲ、花もどこか人工的な感じがします。

去年の冬に霜にあててしまい 葉はほぼ全滅・・・
ダメになった葉や茎を切り、春から戸外でお日様にあててました。
復活!!この生命力に驚きます。

花言葉は「自立」「逆境に耐える」・・深く納得!
    「早くキスして」・・あ〜この花の形ね。(^ε^)-☆Chu!!

花の構造がよくわからず検索してみたものの はっきりわからず
観察したものをまとめてみました。
それがまた謎を呼ぶ事態になり・・・困惑したままです。

杯状花序といい花弁に見えるのは総苞。
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総苞の間に腺体があり、蜜でウルウルしているものも。

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腺体は5個だったり10個? こんなに違うの?
つんつんしているのは雌花の柱頭。右の写真は8本。ほとんどが6本。
でも・・・
「トウダイグサ科の一つの重要な特徴として子房が3つの心皮が寄り集まって
三室となっている点がある。つまり、中空の粘土で出来た紡錘形の塊を三つ寄せ集めたような
形である。柱頭もこれに対応して三つに分かれる」 Wikipediaより
1本が2つに分かれているということかな?

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蜜がうるうるの時期が終わると雌蕊は枯れたようになり
苞のわきから次の花序が伸びてきます。
そのころ雄蕊の葯から黄色い花粉があふれていました。雌性先熟。

とっても小さくてよ〜く見ないと見えない大きさです。
 
IMG_1782 - コピー.JPG 花序を縦に切ってみました。
 腺体のすぐわきに葯と花柱があります。

 雌蕊は4つと2つに分かれて
 しまいました。
 途中で分かれて6個の柱頭?
 と思っていましたが
 子房まで続いているようにも見えます。
 横に切ってみるべきでした。
 

どんな果実をつけるか見てみたい・・・果実、つけたことあったっけ?
とりあえず 元気に育ててみます。


 

川原で遊ぶ

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大型連休の真っただ中!
久しぶりにBBQに行ってきました。 ほんとずいぶん久しぶり。

のんびりと程よい暖かさと、風と 静寂と 時間の緩やかさ。
大勢の方が集まっているにも関わらず どこか静かに感じるのは何だろう。

川の流れを見ているだけでも癒される気がします。

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川原に来たら やっぱりこれをしてしまいます。
「無」になって ひたすら石と格闘します。
静かに真剣に集中。 精神修行しているような・・・

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菜の花かと思いきや、たくましい葉っぱ。
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艶があり、切れ込みもあるこの葉はどなた?
果実も短い・・ナノハナじゃないことは確実。

ハルザキヤマガラシでしょうか?
要注意外来生物に指定されているとか。 
気づいてみればこの川原のあちこちに点々と咲いています。

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こちらの花も 負けずに点々と咲いています。
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このかわいい花も川原で点々とさいているのでしょうか?
オオカワヂシャ
オオイヌノフグリに似た花と果実。
これまた丈夫そうな葉を持っています。

本の数時間でしたが、心の洗濯ができたようなすっきりとした時を過ごせました。
 

あまがえる

ものすごく久しぶりに更新しています。  
ずいぶんサボってしまったものです。

季節が移り替わっていくことに鈍感になっていました。
気が付けば木々が芽吹き 野に花が咲き 風があたたかい・・。いいなぁ、やっぱり。

先日、ハンギングの植木鉢に発見!!
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アマガエル!!
葉っぱの隙間から顔を出して日向ぼっこ。
どこから来たの?・・・・・あぁぁっ!!!もしかしたら!?

話せば長い話になるのですけれど…
去年の6月。
次男が隣町の田んぼから連れ帰った生き物。
ここから1年後のアマガエルにつながっていくのです。
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ホウネンエビ。
生態は面白く短い命のリレーの逞しさに感動します。

数匹のホウネンエビを捕まえてきていたのですが、一緒にボウフラも・・これは困る!
網ですくいとってみたもののすべては難しく、メダカを入れて捕食してもらうことにしました。
作戦は成功・・・ボウフラはあっという間にいなくなりました、が、
数日すると ホウネンエビの姿が次第に減り始め、形跡すらなくなってしまいました。
そうです。メダカがボウフラもホウネンエビも食べてしまったのです。

仕方なく3匹のメダカを飼うことになりました。
その数日後、水槽の中に黒い点。動いてます。

やがて、黒い点は
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立派なオタマジャクシに育ちました。
そしてメダカはオタマジャクシに・・・。食物連鎖 (T_T)
すくすく育って
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かわいいカエルになりました。
200mほどのところに水田はあるけれど、移動できるかしら?などと心配してみたけれど
いつの間にかどこかに行ってしまいました。

そして1年。
植木鉢のカエルはこのカエルに間違いない。
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植木鉢の住人としてそっと暮らしていました。

なんとも愛おしい・・。

植木鉢に水飲み場の小鉢を置きました。

 
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